2024-08-23
にしゃんたが、ダイバーシティ・ジェンダー平等推進の講演講師を務めました。そちらの内容が主催者さまの広報誌に掲載されましたので一部を転送させていただきます。
金融四単産情報交換会主催「第17回女性組合員交流会」を開催しました。開催日は、2024年6月17日(月)、場所はTKPガーデンシティPREMIUM神保町。対面とオンラインのハイブリッドの開催となりました。
【開催概要】「ジェンダー平等推進」の社会的要請がますます高まっていることなどをふまえ、とりわけ組合における女性活躍推進の取り組みに向けて、損保労連・生保労連※1・市銀連※2・全信連※3の4つの金融産別からなる「金融四単産情報交換会」が主催となって、産業の枠を越えた女性組合員の交流を図り、その経験を産別・単組活動に生かしていくことを目的に、「第17回女性組合員交流会」を開催し、約60名が参加しました。
【実施内容】ダイバーシティスピーカーとして全国各地でダイバーシティ&インクルージョン※1・人権といった分野に関する講演活動を行っている、にしゃんた氏をお招きしました。当日は、「ダイバーシティ時代の生き方~「ちがい」を楽しみ、力に変える~」をテーマに、社会全体がジェンダー平等推進に取り組むなか、とりわけ女性活躍推進に向けて一人ひとりの女性が真に「働きがい・やりがい」を感じながら働くために必要な知識・行動についてご講演いただきました。
【講演概要】みなさんは“ちがい”と聞いて良いことと、悪いことのどちらを連想しますか。私の経験では「悪いことを連想する」と答える方が圧倒的に多いです。しかし私たち一人ひとりは唯一無二の存在であり、命が宿った瞬間から今この瞬間に至るまでの間、たくさんの経験が掛け合わされ、それぞれの顔が違うように、“ちがう”人間であり、さらにいえば、一人ひとり“ちがい”しかありません。
それにも関わらず、悪気はなくても、無意識に“ちがい”を敬遠するその延長線上で、“ちがい”を警戒し、怖がり、嫌い、無視するなどの、アレルギー反応を起こすことがあります。さらには、無関心になったり、差別や区別、非難など、“ちがい”をめぐって争ったりして、相手だけでなく自分や周りまでも傷つけています。このように、“ちがい”を敬遠した先によい結果は期待できません。
そのなかで、わたしたちは“ちがい”にどのように対応するかが重要となりますが、 “ちがい”との正しい向き合い方は、“ちがい”を受け入れ、変わることであり、それがダイバーシティ時代の生き方になります。しかし、世の中では“ちがい”に満ちているにもかかわらず、“ちがい”を受け入れず、変わらないことも往々にしてあります。 また、“ちがい”を受け入れるけれども自分たちは変わらない、いわゆるすみ分けといったものがあります。最近は男女平等参画社会という名のもと、女性を登用する会社が増えていますが、残念ながらすみ分けになっているケースがあります。すなわち、単に女性の数を増やしただけで完結しているのです。本来、女性ならではの新たな発見や、違う視点が組織に取り入れられることで変化・進化して初めて意味があり、ただ数を増やすだけは真の男女平等社会ではありません。
社会で起きていることは、“ちがい”との関わり方との因果関係をもって説明することができます。私たちは否応なく“ちがい”と共生しています。ただし、“ちがい”との共生を自然に任せると、数の論理などの力学にさらされ、良い結果をもたらしません。夫婦喧嘩から、営業不振、環境問題、ひいては戦争などがまさにそうであり、ただ共に生きるだけでは十分ではありません。理想的な共生とは、“ちがい”をもった人同士が、共に楽しみ(共楽)、共に学び(共学)、共に成長し(共育)、共に活き活かされ(共活)、共に笑う(共笑®※)ことだと考えています。※共笑®(ともえ)はにしゃんた氏提唱の造語。
組合活動において、組合員を幸せにするという強い志を持って活動していると思いますが、この共笑®という考え方もぜひ意識して、引き続き活動をすすめていただきたいと思います。
主催者の方々・ご参画の方々にお世話になりました。改めて感謝申し上げます。
(担当マネージャーによる投稿)
ダイバーシティ講演講師 にしゃんたについて: https://nishan.jp/profile
ダイバーシティ講演会・研修会の講師依頼について:https://nishan.jp/contact
ダイバーシティ能力検定®︎についてhttps://diversitycertify.com
(ダイバーシティ&インクルージョン・ジェンダー平等推進・多文化共生・SDGsや人権などの講演会・研修会内でのダイバーシティ能力検定®︎実施もお承っています)
this article is posted by the N team, the management crew of Dr. Nishantha.