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「ダイバーシティ&インクルージョン」講演会・研修会の講師:多文化共生、人権、SDGs(にしゃんた)@ 日本赤十字社 東京都赤十字献血センター

2023-09-24

ダイバーシティ講演会講師

9月21日、日本赤十字社 東京都赤十字血液センターにて開催された「ダイバーシティ&インクルージョン」研修会の講師をさせて頂きました。60分の講演の後に、30分にわたる質疑応答の時間となりました。

今回は、研修会は東京都赤十字血液センターの全社員の方が対象となっていて、直接会場には、約60名の管理職の方がご参画され、お仕事柄、皆様方が一堂に会することが難しいため約800名となる、お医師さん、看護師さんや受付職員などなどの方がオンデマンドでこれからお聞きくださることになります。

ダイバーシティ講演会講師

世の中には“ちがい”しかない。多様性と変化に満ちており、日本ももちろん例外ではない。そして日本社会のあらゆる場面において、持続可能性、平和や発展可能性について考えた際、ダイバーシティ&インクルージョンは大きなキーワードとなります。

日本赤十字社は、2027年5月1日に創立150年を控えて発表されている「日本赤十字社の長期ビジョン」の中でも「時代と共に変化するこれからの社会課題やニーズに柔軟に対応し、赤十字としての使命を果たし続けていく・・・」必要性に言及されています。

日本人の献血協力人口が年々減っていく傾向にあり、大きな懸念となっています。一方で、興味深い現象として、外国にルーツのある人の日本での献血に対する積極的な姿勢も見られます。私は、大学で15年近く「ボランティア」の授業を受け持っていますが、そこでの経験一つとっても同じことが言えます。傾向として、日本人学生が献血に対して消極的であるのに対して留学生が積極的です。

出身国などのバックグラウンドにもよりますが、献血に対して積極的になっている背景には例えばベトナムの留学生の場合は宗教心が、韓国人の留学生の場合は、愛国心のようなものが献血する原動力になっているように感じています。その点、上記の日本人の学生にとって原動力になるものが見当たらないのが一因なのかもしれません。

ダイバーシティ講演会講師

ただ原因を突き止めているだけでは不十分で、いかに社会における血液の循環を確保していくかの早急な基盤作りが求められます。

もちろん日本にもその潜在力はあると考える。最近だと思い出すのは、東日本大震災の際の献血希望者による行列です。緊急時に人のために役に立ちたいと思う日本人はいます。

しかし、献血は一気に多数の方に来られても無駄になることもある。必要なのは、緊急時に限らず、穏やかな日常における人々の献血です。それには、献血経験者の数を増やすことも欠かすことができない。さらには住民として増えてきている外国出身者のコミュニティからの献血協力者の確保も意識する必要があります。そこには言葉の壁などが立ちはだかると思われるので、言葉の壁を乗り越える策も早急に求められています。

15年近く教え子たちと行ってきている毎年恒例の献血推進活動はこれからも続けていくことはもちろんのこと、献血について、今までのご縁の中での私などの気づきも必要に応じて喜んで還元させていただけたらと思います。

この度は、このような大変貴重なご縁をいただけましたことに心より感謝いたします。ありがとうございました。

ダイバーシティ講演会講師

ダイバーシティ講演会講師

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ダイバーシティ講演会講師

ダイバーシティ講演会・研修会の講師

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*This article is posted by the ”N” team , the management crew of Dr. Nishantha.

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