ダイバーシティ・多文化共生の講演講師として活動中|多様性、国際理解、SDGs、人権に関する専門的でわかりやすい講演を提供。
「違い」と「変化」、私たちは“ちがい(ダイバーシティ・多様性)”に満ちた社会に生きています。この“ちがい”と正しく向き合い、敏感に気づき、受け入れ、新たな価値観を創造していくことが、新しい自分、新しい組織、そして新しい社会や国を築くために必要です。このプロセスこそが、持続可能な発展や平和で穏やかな日常をもたらすのです。多くの社会課題が存在しますが、どの場においても“ちがい”に丁寧に向き合うことこそが、最も優先されるべき課題です。
そんな思いを胸に、学問を通じて得た知識はもちろん、国内外を巡り感じたことや、多くの人々との出会いから得た私ならではの気づきをお伝えする講演活動を、ライフワークとして続けています。
人権講演会や文化・教養、国際交流・国際理解、多文化共生の講演会講師として、SDGs、グローバル・ダイバーシティ、多様性と包摂(D&I、DEI、DEIB)など幅広いテーマで、全国各地の学校、企業、自治体主催のイベントや講演会にて講師を務め、ご好評いただいております。
ご参加いただいた皆さまとの交流を大切にしているため、「対面での講演会」を基本としておりますが、「オンライン講演会」にも対応可能です。講演のご依頼やご相談は、「にしゃんたマネジメント事務所:Office KANDY, Inc.」までお気軽にご連絡ください。
皆さまにお会いできる日を心より楽しみにしております。
にしゃんた博士は、様々な分野で専門的な講演を行っており
以下の主な講演ジャンルで実績を持つ人気講演講師です。
・ダイバーシティ講演会:多様性を尊重し、企業や組織でのダイバーシティ推進に役立つ内容。
・人権講演会:人権に関する深い理解を促進する講演。
・教育講演会:教育現場での課題や改善策についての洞察を提供。
・教養文化講演会:文化や教養を深めるための知識を共有。
・国際交流・国際理解講演:国際的な視点での交流と理解を促進。
・多文化共生講演会:異なる文化の共生をテーマにした講演。
・子育て講演会:子育てに関する最新の情報とアドバイスを提供。
・SDGs講演会:持続可能な開発目標(SDGs)に関する知識と実践方法。
・サステナビリティ講演会:持続可能な社会作りに向けた講演。
・平和講演会:平和の重要性と実現に向けた活動について。
・多様性の講演会:多様性に対する理解と実践方法。
・まちづくり講演会:地域活性化やまちづくりに関する講演。
・異文化理解やグローバル・ダイバーシティの講演:異文化交流やグローバルな視点を重視。
・無意識の偏見・アンコンシャスバイアス講演会:無意識の偏見についての理解を深める講演。
・献血推進講演会:献血の重要性と推進について。
・キャリア教育講演会:キャリアの成長と発展についてのアドバイス。
・リカレント教育の講演会:生涯学習やスキルアップの方法について。
・宗教講演会・仏教講演会:仏教を学び、日常と社会的実践へ。
▪️これらの講演ジャンルで、にしゃんた博士は、幅広い知識と豊富な経験をもとに、
参加者に貴重な学びと気づきを提供します。
講演依頼や詳細については、お気軽にお問い合わせください。▪️
私たちは、“ちがい“つまり多様性と日々変化する世界の中を生き、生かされています。“ちがい”から逃れることはできません。世界中の大小にかかわらず、どんな場所であっても、重要な課題の一つは、そこにある“ちがい”同士が正しくかかわり合うことです。
そこは「する・しない」や「したい・したくない」という選択ではなく、“ちがい”の中をどのように生き、どのような社会を目指すのかということが大切になってきます。“ちがい“と正しく向き合えば、平和で持続可能な、発展可能な、共に笑える世界を実現できます。“ちがい”を知り、受け止めること、そして“ちがい“を楽しんで、力にかえることがいっそう求められている時代に私たちは生きているのです。これは少しカタイ言葉でいうと、ダイバーシティ&インクルージョン(多様性と包含・包摂)、国際理解・多文化共生、平和・人権やSDGsなどということになります。
今まで、ほとんどの人にとって、人権は他者のためで、自分には関係がない、となっていたと感じます。例えば、私の人権講演会に来て下さる方は、外国人のために役に立ちたいとの尊い思いはあっても、自分にとってのメリットなどは念頭にないのです。相手や他者のためだけという気持ちが、人権の取り組みに対して社会の多数派の腰を重くさせていると推測します。
「国際化」という言葉が日本でよく使われるようになったのは、1980年代のことです。全国で国際交流協会が立ち上がり、地域ごとに交流イベントが盛んに行われました。当時は経済的にも精神的にも余裕があって、「国際」という言葉は、人々が楽しく集まるきっかけだったんです。
しかし、その後バブルが崩壊し、日本は長い停滞期に入りました。本来なら、この時点で多様性を活かした新しい経済の形に切り替えるチャンスだったのですが、どうしても内向きな発想から抜け出せず、同質性を重視する方向に戻ってしまった。結果として、外国人も長く「同化」を求められ、調整弁のような存在にとどまりました。
でも、時代はもう変わっています。人口減少と少子高齢化が進む中、外国にルーツを持つ人々は、これからの日本の経済や社会を支える大切なパートナーになります。実際、柔軟に多様性を取り入れて成長している地域や企業は、すでに全国にたくさんあります。これは希望です。
大事なのは、国や企業だけが進めるのではなく、国民一人ひとりが「自分ごと」として受け止められるかどうかです。正しい知識を持ち、前向きに多様性を活かす心の準備ができれば、日本人と外国人が品格ある関係で共に生きることは、必ず実現できます。
これからは、日本人同士の違いも含めて「ちがい」を正しく理解し、建設的に扱う力がますます重要になります。摩擦や課題の背景を学び合い、それを未来の成長につなげていくこと。その鍵になるのが、にしゃんた博士が提唱している「共笑®︎」です。
「共笑®︎」、共に楽しみ、共に学び、共に育ち、共に生き、共に未来を創るという理念です。違いを楽しみ、力に変えることができれば、日本社会はまだまだ成長し、もっと豊かになれると信じています。
世の中は問題に満ちていて、このままだと日本も世界も続かない、いわば持続不能な病に侵されています。そんな中、世界が合意した2030年に向けての貧困や飢餓、気候変動、平和的社会など17つの項目で成る持続可能な開発目標「SDGs」が注目されています。自然界も人間同士も持続可能で共に笑える世の中を目指そうという試みです。世界の問題を知るだけに留まらず、「誰一人取り残さない共笑な世をつくるには、誰一人残らず世界の問題に関心をもって取り組む必要があり、一人ひとりが出来きること、日々の心構えがどうあるべきかが問われています。
それにはまず世の中の課題を自分の事としてとらえることが出発点となります。「情けは人の為にならず」、世の中の問題解決に向き合うことは自分の幸せにもつながるということに気づくことが大切になります。
“共笑®︎”とは、共に楽しみ、共に学び、共に育ち、共に生き、共に未来を創るという理念です。現代の企業や職場には、同じ人は一人もいません。年齢、性別、国籍、文化、価値観、働き方、経験──あらゆる側面で「違い」にあふれています。だからこそ、コミュニケーションとは“違いしかない”中での正しい向き合い方を学び、実践することなのです。単なる会話や情報伝達ではなく、相手の背景や価値観を理解し、尊重しながら信頼関係を築くこと。それが、多様性を力に変える第一歩です。
近年、日本企業は急速に変化しています。かつての「日本的経営」を支えてきた終身雇用や年功序列は必ずしも当たり前ではなくなり、雇用形態は多様化。女性の活躍推進、外国人雇用の拡大、生涯現役を目指す働き方など、職場の人的多様性は既に常識となっています。さらに、グローバル化、デジタルトランスフォーメーション(DX)、リモートワークの普及が加わり、コミュニケーションの在り方は大きく変わりました。こうした環境下で求められるのは、「違い」と「変化」を正しく理解し、関わり、学び、力に変えるスキルです。
多様な人材が集まる職場では、考え方や働き方の違いが摩擦や誤解を生むこともあります。しかし、それは決してマイナスではありません。大切なのは、違いを受け入れ、そこから学び、成長につなげる姿勢です。違いを否定せず、ポジティブなエネルギーに変えることができれば、世代や文化、価値観を越えて人々が笑い合える、明るく前向きな職場が生まれます。
この講演では、 ▪️異なるバックグラウンドを持つメンバーとの信頼関係の築き方 ▪️誤解や衝突を減らすための言葉選びと態度 ▪️心理的安全性を高めるコミュニケーション環境の作り方 ▪️多文化・多世代チームを成長の原動力に変えるマネジメントの工夫 ▪️「違い」と「変化」を楽しむためのマインドセット
などを、にしゃんた自身の多文化環境での経験、企業研修や講演での実践例、そしてユーモアを交えてお伝えします。“違い”と“変化”を楽しめる職場は必ず強くなります。共に笑い合える関係づくりは、組織の成長と個人の幸せを同時に実現します。共笑®︎の時代にふさわしい、新しい企業コミュニケーションの力を、一緒に磨いていきませんか。
SDGs目標8では「働きがいも経済成長もーすべての人のための持続的、包括的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する。」と書かれています。私たちの生活や仕事において、この条文がどのように関わっているのかについて考え、行動することが求められています。
特にコロナ以降、地球規模で働き方や生き方が大きく変わりました。幸せ人生とは、社会や社会のあり方について改めて見つめる大きなきっかけとなりました。ここで大きなテーマとなっているのは、働く者の多様性と時代の変化を豊かに束ねられるかどうかということに尽きます。
時流についてはもちろん、労働環境のジェンダ、若者、高齢者、障がい者、LGBTQ、外国人を含むすべての者の多様性や働き方のについて、SDGsやダイバーシティ、多文化共生や人権などの多角的な視点でとらえなおすることが必要不可欠となっています。人生において幸せを噛み締めるために、ちがい(=変化と多様性)しかない世において全ての立場で自ら変化し、未来を変えていくために必要なマインドセットについて学ぶことが求められています。
東京・多摩動物園で暮らす日本最高齢のゾウ、アヌーラ。その名は、当時のスリランカ首相ソロモン・バンダーラナーヤカの息子に由来します。
1956年、3歳だったアヌーラは、スリランカから日本へ贈られました。これは戦後復興期の日本への友情と信頼を込めた、国家から国家への特別な贈り物でした。外交の舞台裏には、首相自らが息子の名を象に授け、「この象を通じて日本とスリランカが長く友情を育めますように」という想いが込められていました。
しかし、その後の歴史は穏やかではありません。バンダーラナーヤカ首相は、多数派シンハラ語を国語にするという選挙公約で政権の座に就きましたが、就任後に方針の修正を試みたことで、支持者の一部が反発。やがて、その身近な支持者であった僧侶の凶弾に倒れました。つまり、アヌーラの“父”は暗殺されたのです。
その後、1960年に首相の座を引き継いだのは、他でもないアヌーラの“母”──シリマヴォ・バンダーラナーヤカ。彼女は世界で初めて女性として国家のトップに立った人物となりました。さらに、アヌーラの妹にあたるチャンドリカ・クマラトゥンガも後に国家元首となり、「母娘がともに国のトップを務めた世界唯一の国」という歴史を築きます。
皮肉なことに、民族間の対立と多様性の失敗が、この女性活躍の歴史を生み出した側面もあります。そしてこの背景は、島国という共通点を持つ日本にとっても、決して無関係ではありません。スリランカは、多様性との付き合い方において日本より早く試練を経験した“先輩”の国。だからこそ、日本が今後同じ過ちを繰り返さないための教訓を多く持っています。
本講演では、 ▪️1956年に3歳で日本に贈られたアヌーラと、その名に込められた思い ▪️アヌーラを贈った首相バンダーラナーヤカの政治的歩みと暗殺の真相 ▪️アヌーラの母と妹が世界唯一の「母娘の国家元首」となった経緯 ▪️スリランカと日本に共通する「島国」としての多様性の課題 ▪️アヌーラが日本で静かに語り続ける、多文化共生と包摂のメッセージetc. を、歴史と人間ドラマ、そして国際交流の視点からお伝えします。
アヌーラは話さない。けれど、その名と存在が、国家の歴史と友情、そして多様性の未来を語っている。今こそ、その静かな声に耳を傾ける時です。
日本では、女性活躍推進やダイバーシティの重要性が繰り返し叫ばれて久しいものの、依然として課題は山積しています。
一方、世界を見渡すと、すでに半世紀以上前に大きな一歩を踏み出していた国があります。それが、にしゃんた博士の母国スリランカです。1960年、スリランカは世界で初めて女性首相を誕生させた国となりました。その人物こそ、シリマヴォ・バンダラナイケ。夫である首相の暗殺後、政界に入り、当時の世界では考えられなかった女性リーダーとして国家を率いました。さらに驚くべきことに、その娘チャンドリカ・クマラトゥンガも後に大統領となり、「母と娘がともに国家元首となった世界唯一の国」という歴史を持ちます。
スリランカはこのほかにも、女性の国会議員や大臣が比較的早い時期から登場し、教育や職業参加において女性の存在感を示してきました。しかしその一方で、政治的混乱や民族・宗教対立といった課題も抱えており、ダイバーシティやジェンダー平等をめぐる道のりは決して平坦ではありません。この「光と影」を併せ持つ歴史は、日本が男女共同参画や多様性推進を進める上で、まさに生きた教科書になります。
本講演では、 ▪️世界初の女性首相誕生の背景と時代性 ▪️「母娘で国家元首」という世界唯一の政治史 ▪️スリランカにおける女性の社会進出と課題 ▪️日本の男女共同参画と比較して見える相違点と共通点 ▪️多文化共生・ダイバーシティ推進のためのヒント を具体的なエピソードや国際的事例を交えて紹介します。
スリランカは「世界一の親日国」とも呼ばれ、1951年のサンフランシスコ講和会議で日本を擁護したジャヤワルダナ大統領の逸話など、日本との深い信頼関係を築いてきました。そんな国から見た日本の現状や可能性は、私たちの未来を考える上で多くの示唆を与えてくれます。
「女性の活躍」「多様性の尊重」は、遠い理想ではなく、社会を変える現実的な力になる。今こそ、スリランカから届くことづけに耳を傾け、日本の未来の一歩を共に考えてみませんか。
多宗教・多民族・多言語社会であるスリランカに生まれ育ち、民族や宗教の違いが政治利用され、内戦が続く時代を経験。そこで培われた視点は、「違い」が争いにもなれば、理解と共感によって力にもなるという現実を深く刻み込んできました。
スリランカ出身で、上座部仏教と大乗仏教の双方に触れてきた経験を背景に、宗派や文化の違いを比較するだけでなく、その共通点や融合の可能性をわかりやすく説きます。スリランカでの上座部仏教の生活、日本で出会い得度を受けた者としての歩みという、二つの文化圏を行き来した経験から、両者の役割や限界、そして相互補完の可能性を語ります。中には仏教哲学者・鈴木大拙の「違いではなく共通点に目を向けよ」という言葉を引用し、宗派間の壁を越えた信仰の深め方を提案します。
講演では、仏教が人々を苦しみから救うだけでなく、社会の秩序や共生の基盤を形づくってきたことに触れます。母国スリランカの仏教文化では、日常の中で自然に徳を積む行為が息づき、人々が説法や布施を通じて支え合っています。その一方で、信仰が差別や恐れを生む側面もあることを指摘し、「宗教は救いにも束縛にもなり得る」という両面性を冷静に示します。
また、1951年のサンフランシスコ講和会議でスリランカ代表ジャヤワルダナ氏が語った「憎しみは憎しみによってではなく、愛によって消える」という仏典の一節などを紹介し、宗教が国際的な和解や尊重の媒介になり得ることを伝えます。さらに、日常や社会制度の中で“ちがい”にどう向き合うかを問いかけ、「違いを尊重しつつ、自らも少しずつ変わる姿勢」こそが共生社会の鍵であると説きます。その根底には、浄土真宗の「あなたはそのままでいい」という受容の言葉に救われた自身の体験があります。
講演では、日本の仏教が世界とつながる機会として「ウェサックまつり」など国際的な仏教行事の活用を提案。開かれた仏教文化の未来像を描きながら、宗派や国境を越えて“ちがい”を力に変える道を示します。
温かくも力強い語り口で、宗派を超えて違いを認め合い、その智慧を人権尊重や共生社会づくりに生かす講演です。仏教の視点から、多文化共生・国際理解・人権の未来を共に考えてみませんか。
にしゃんた博士の安全大会講演は、職場の多様性を力に変え、安全意識を高めながらゼロ災害を目指すことを目的としています。近年、建設・製造・物流といった現場は、かつての男性日本人中心の職場から、女性や高齢者、そして多くの外国人労働者が共に働く多様な場へと急速に変化しています。厚生労働省の2023年統計では、建設業に従事する外国人労働者は約19万人にのぼり、製造業に次いで多いという事実が示されています。この変化の中で安全を守るためには、“違い”を理解し活かすコミュニケーションが不可欠です。
安全大会は、1960〜70年代の労災多発期に広まり、当初は「反省と指導」が主目的でした。しかし現代では、「心理的安全性」や「ダイバーシティ」、「多文化理解」を含む“学びの場”へと進化しています。にしゃんた博士は、スリランカ出身でありながら長年日本社会に根ざし、多文化理解の最前線に立ってきた経験を持ちます。その語り口は、日本語を巧みに操り、笑いと共感を交えながら文化の違いを“力”に変えるもので、特に外国人比率の高い職場で強い効果を発揮します。
講演では、文化によって「危険」の感じ方が異なることや、「うなずき」が必ずしも理解を意味しないこと、ジェスチャーや非言語サインの違いが誤解や事故を招く可能性など、具体的な事例を交えて解説します。また、「ルールを守らせる」から「わかる」へと意識を変える安全教育、多言語対応以上に重要な多文化対応の方法、そして心理的安全性を高めて報連相を促す仕組みづくりなど、実践的なヒントを提示します。
さらに、世代・性別・経験・背景の違いがもたらすリスクと力を分析し、同調圧力に頼らず創造的適応によって安全文化を高めるアプローチを紹介します。外国人労働者との信頼関係の築き方、文化差によるヒヤリハット事例と防止策、そして「ありがとう」が生む安全力など、日々の現場で即活用できる内容が盛り込まれています。
にしゃんた博士が提唱する共笑®︎の理念――共に笑い、共に学ぶ――は、安全の現場にも生きます。違いを知り、違いを楽しみ、違いを力に変えることこそが、安全文化をつくる第一歩。多様な現場こそ、笑顔と対話が命を守る最大の武器になるのです。
スリランカに生まれ、幸せを求めて7万円と片道切符で来日。新聞奨学生として働きながら大学へ進学し、経済学博士となり大学教授へと歩んだ。これが講談社刊『日本で知った「幸せ」の値段』の著者、にしゃんたの来歴です。
その物語は、日本で遣ったお金と受け取ったお金という「金銭収支」を通して、日本社会の“本当の豊かさ”とは何かを問いかけます。差別やいじめで円形脱毛症になりながらも、諦めずに挑み続けた25年間。そのリアルな体験は、学びと共感にあふれ、聞く人の心を動かします。
さらに、にしゃんたは地域活性化やインバウンド事業を手がける社会的企業を起こし、少数言語話者への情報発信に取り組む実践家です。同時に、全日本空手道連盟の指導員でもあり、僧侶としての信仰の道も歩んできました。この多様な経験が、“幸せの方程式”を語る際の強い説得力を生んでいます。
この講演では、幸せを「結果」ではなく「プロセス」として捉え、誰もが真似できる幸福の設計図やマインドの作り方を、実例と笑いを交えて伝えます。過去の失敗も多言語・多文化との出会いも、すべてを人生の糧に変えてきた稀有な経済学者であり僧侶としての物語です。
「幸せになりたい」と強く願い続けた実践者から学ぶ、幸福のシンプルな方程式。
教育機関、企業の研修、地域イベントなど多様な場に響く内容であり、聴講者の未来の歩みに確かな灯をともします。
その名はJ.R.ジャヤワルダナ。スリランカの初代大統領にして、戦後日本に深い恩情を注いだ人物です。 1951年、戦後日本の行方を決める重要な国際会議──サンフランシスコ講和会議の場で、彼はこう語りました。
「憎悪は憎悪によってではなく、慈愛によってのみ止む」
これは仏典『ダンマパダ』の一節を引用した言葉であり、その演説の中でジャヤワルダナは、スリランカとしての対日賠償権を放棄するだけでなく、日本の国土を分割統治しようとする案を国際社会の前で退けるよう強く訴えました。その姿に、日本代表だった吉田茂首相が思わず涙したと伝えられています。
この決断と発言によって、日本は戦後の再出発への道筋を大きく変えることができました。ジャヤワルダナはその後も一貫して日本を愛し続け、90歳でこの世を去るときには、自らの角膜を日本人に贈るという形で、最期まで友情と連帯を示しました。
本講演では、この「世界一の親日家」と称された人物の生き方をたどりながら、国や宗教、文化の垣根を越えた人間同士の結びつきが、いかに未来を変える力を持つかをお伝えします。
戦争や対立の記憶が薄れゆく今こそ、私たちはジャヤワルダナが示した「赦しと慈しみ」の精神に学び、平和や共生を次世代へとつなげる責任があります。国際交流や多文化共生の現場、人権教育や宗教間対話の場にも通じるこのメッセージは、時代や立場を超えて私たち一人ひとりの生き方に問いかけてきます。
国境も宗派も越え、人としてどう生きるか──その答えを共に考える時間です。
お人柄、内容、テクニックなど飽きのこない90分間でした。にしゃんたさんの作り出される雰囲気で、
ずっと笑顔の時間であったと思います。内容は決してわかりにくいものでなく、とても説得力があり、視点を変えるだけでものの見え方や考え方がずいぶんと違うものだと感心しました。
講演主催者
多くの参加者からよかったとの感想が寄せられた。3年前に、にしゃんたさんの講演を聴きよかったので
今回企画した。満足できるものであった。人権講座の位置づけで、外国人の人権について学ぼうと考えて企画した。にしゃんたさんの実体験を交えた、軽妙なトークで人権問題についても理解しやすかった。関係者の皆さんに推薦したいと思います。
講演主催者
外国人の目で見た日本を、さまざまな観点から捉え評価し、私達日本人が気づかなかった習慣、文化、人権感性について
エピソードや笑いを交えユーモラスに講演され、受講者の反応は良く、次回も聞きたいとの回答が多かった。人が人間らしく生きていく上で、国や環境や人種は問題ではなく、人として最も重要視しなければならない問題として、その人の人権を尊重することが、いかに大事なことであるか再認識した。本来、硬い話が多いと思われている人権について、分かりやすく、ユーモアを交え独特の話術で、講演時間が短く感じられ、すばらしい講師であった。とてもよかったです。また聴きたいという声も多かったです。
講演主催者
にしゃんた様のご講演の中で、笑顔が絶えない話の中にも大切な気づきを色々教えて頂きました。
「違い」を異質なものと捉えず、お互いの良さを活かして学ぶことの大切さ、そして自分が関わる色々な人々や周囲への感謝の気持ちを持つことの大切さを感じるとともに、愛情溢れる語り口調で参加者の一人一人が感動と「人とつながる喜び」を実感できたものと確信しております。これからもにしゃんた様のますますのご活躍とご多幸をお祈り申し上げます。
講演主催者
お話は非常に上手で、上手に男女共同参画に話を持っていって頂きました。
噺家さんやタレントとしての活動もあって、話も大うけでした。
講演主催者
満足・感動。お人柄もよく、楽しい話の中にもしっかりと“テーマ”にからむエピソードを入れて頂けた。
講演主催者
違いの見える化がとてもわかりやすかった。また、「違い」しかない世の中であることを前提にして
物事を考えていくという思考の仕方は、日本人にはあまりないことだと感じた。学校は同じであることをよしとしていることが、日本人としての気質である。一方で多文化共生の世の中に対して、それでよいのかという不安を感じた。
聴講者
「違いしか周りにはない」ということ。そのことを悪く受け止めがちで、自分は周りと違うから
人と関わるのは苦手と思っていたけれど、「いいこと」と捉えてくれる人が増えれば生きやすいと思いました。
聴講者
日本に外国人が観光として訪れる人が多いけど、日本人と一緒に会話している機会が少ないのでお互い尊重し、
より海外と親密な関係でいれるように共に楽しみ、共に生き、学び合って笑顔で生活していくことが大事だと思いました。私は海外でたくさんの外国人の友達ができ偏見や差別はないので、外国人の友達と仲良くすることで、自分の良さや存在をより知り見つめ直す機会ができると思います。今回の講演会で改めて異文化の違いや向き合い方について学ぶことができました。
聴講者
私もクォーターで、祖父が韓国人で、友達から「クォーター」と言われると、嫌な気持ちになったりするけれど、
割り算ではなく、かけ算だと考えると嫌ではなくなりました。今日は、良いお話をありがとうございました。
聴講者
違いを受け入れ、変化することが大切といのが印象に残った。受け入れても変化しないのはすみ分け。
確かにそうだと思った。すみ分けでは、本当に受け入れたことにならず、差別が残ることになる。身の回りの人間関係の中でも日常でいろいろな違和感があるが、受け入れて自分を変化させてみること。人権尊重につながると思った。ありがとうございました。
聴講者
今まで特に違いを受け入れるということを、意識していなかったのです。
今日考えることによって相手と自分の両方が「共笑」の状態になっていなかったことが多いと感じました。それが考えられた良かったです。ありがとうございました。
聴講者(中学2年生)
「ダイバーシティ&インクルージョン時代を生きる」「違いを楽しんで、力にかえる時代を生きる」「ダイバーシティ時代の生き方」️「にしゃんた博士の「ダイバーシティって何ですか?!」「にしゃんた博士の「じんけんって何ですか?」「日本が見ているニッポン、外国人が見ている日本」「国際化と人権」「地域活性化に国際化の視点を」
「新型コロナウイルスと人権問題」「国際化時代を楽しみ、力に変える」「セレンディピティ~偶然を幸運にかえる力〜」「ちがう人との出会いは学びと成長のパスポート」「“おもてなし”は、“ちがい”を知ることから!」「そうだ!国際交流をしてみよう!」「世界を舞台に輝くチャレンジャーになろう!~ちがいを楽しみ、力に変える~」
「「強く、優しくなるチャンスとしてのコロナ」「コロナは強く優しくなるためのチャンス」「コロナが気づかせた真の豊かさ」「もっと強く、優しく、しなやかに:アフターコロナの幸せな生き方」「ポスト・コロナ時代は日本に多様性の豊かさをもたらすのか」「“違い”を楽しみ、力に変えよう」
「私たちは被害者にも加害者にもなれるーコロナがくれた気づきー」「ウイルスの次にやってくるモノーコロナがくれた気づきー」「ウイルスの時代、感染よりも怖いもの」「コロナと人権」「オール・ライヴズ・マター(All Lives Matter)」「コロナと人権、3つの顔について知ろう」「コロナがもたらした変化を束ね、進化する」「仕事と育児の“ちょうどいい”を考える」 「私を支えた人の優しさ、あたたかさ~留学生が愛した国・日本~」「国際はもう古い!?民際と多文化共生“新”時代」「共笑®︎(ともえ)な毎日を目指して」「世界でいちばん 親日の国スリランカから来ました!」「みんな地球家族~わかちあう仕事も家庭も喜びも~」 ◽︎「ちがう人との出会いは学びと成長のパスポート」「違い」を受け入れ、「違い」を楽しむ~多文化共生実現のために~」「“新”時代のコミュニケーション~にしゃんた博士と学ぶ「じんけん」~」「心の豊かさを求めて~違いを楽しみ、力にかえる~」「1色の虹よりカラフルな虹がいい」 「日本の常識、世界の非常識」「日本的経営は海を越えられたか!?」「もしもあなたの仕事仲間が外国人だった」「安全な組織を作るための“新”時代のコミュニケーション」「セレンディピティ~偶然を幸運にかえる力~」「たかが献血、されど献血〜命を繋ぐヒーローたち〜」 ◽︎「つよく、やさしく、うつくしく~“新”時代の教育論~」「国際交流と地域活性化」「違いを楽しみ、力に変える」「多文化共生“新”時代」「地域活性化」と「外国人視点」「日本的経営は海を越えられるか~(スリランカを中心に) 「多文化共生時代の生き方」「“新”時代のコミュニケーション」「スリランカ、世界一親日国への誘い!」「異文化理解は、良い文化を知ることから」「2020年、東京オリンピックがやってくる!」「共に学び、共に楽しむ、共に笑う毎日をめざして」 「京都の文化、これから世界の人にどう伝える?」◽︎「みんなちがって、みんないい」「あってはならない“ちがい”、なくてはならない“ちがい”」「移民受け入れ国・日本の多文化共生」「将来の日本で幸せに生きるために」 「私の常識、相手の常識」「“ちがい”と正しく関わり、共に笑いあえる未来を」「多様性の時代の生きかた」「私の常識、世界の常識」「SDGsにおける多文化共生ー自由で伸びやかな社会へー」 「誰ひとり取り残さない共笑®︎(ともえ)な世の実現に向けて」(SDGs講演)「持続可能な世界を作るために私たちが出来ること」(SDGs講演)「世界の中のわたしが世界と正しくつながるために」(SDGs講演) [ダイバーシティ・国際理解・多文化共生・SDGs・人権啓発・教育講演会講師 にしゃんた博士の講演会とセミナー] 「ミスターダイバーシティ」として知られるにしゃんた博士は、ダイバーシティスピーカーおよび講演会講師として、国際理解、多文化共生、教育、人権、異文化理解に関する講演やセミナーを全国で提供しています。また、グローバルな視点を取り入れた講演も得意とし、持続可能な社会を目指すためのSDGsや平和に関するテーマにも対応しています。 私たちの事務所では、にしゃんた博士の専門的な知識と経験を活かし、自治体、企業、学校など多様なニーズに応じた講演やセミナーを提供しています。豊富な実績と高い評価を持つにしゃんた博士は、信頼される人気講演会講師として、多文化共生やダイバーシティの重要性を広める活動を行っています。 講演のご依頼や講師派遣のご相談は、ぜひ「にしゃんたマネジメント事務所:Office KANDY, Inc.」までお気軽にお問い合わせください。にしゃんた博士が、貴団体のニーズに合わせた講演やセミナーを提供し、貴重な学びと新たな視点をお届けします。