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3.11 心よりお見舞い申し上げます。

2011-03-17

防災講演

この度の災害で亡くなられた方に対し心より御冥福を申し上げるとともに被災者の方々に対し心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を心より祈願いたします。

この度、日本がたいへん痛ましい経験を強いられました。被災された方がたいへんな生活を送られています。また今でも、大勢の方が自らの命を惜しまず、救命および被害の拡大抑制に取り組んでおられます。私たちにとってまだまだ油断の出来ない緊張した日々が続いております。日本の今回の災害で私個人としても、直接的・間接的にお世話になり関わりのある方が大勢被害にあいました。安否が確認されていない方もおります。たくさんの日本人の方々が被害にあわれている事にほんとうに胸を痛めております。言葉がみつかりません。

3月11日。私は地震のときに、関西にいたのですが地震による揺れを感じ、それからはテレビ画面をずっと見ておりました。現実とは思えない予想をはるかに上回る津波の映像と逃げ損ね波に流される人々の姿が画面に映っていました。テレビを見ながら大きな恐怖を覚えると同時に人間の無力さを教えられたような気がして、自分自身の活力までも奪われたような気持ちを覚えた。

7年前に起きたスマトラ沖地震。祖国スリランカだけでも4万人が命を落としました。その直後にスリランカ津波被災地 を歩きました。そのときの情景が今でも鮮明に覚えており、この度の日本の災害と重なります。私にとってもっとも関係のある2つの国が人々がこんな短期間にこのような災害にあわなければならないということがとても信じたくありません。

2200年ぶりに津波を経験した スリランカ人には、津波の概念すらなかった 。祖国でもたくさんの人々が自分の愛する人、友人や大事な人を大勢失いました。そんな中で、たくさんの日本人に精神的にも金銭的にも支援をして頂きました。そしてなにより励まして頂きました。お蔭様で被害者も前向きに生き、見事に国を再び復興させることができました。その時に日本人に励まされた人も含める多くのスリランカ人から毎日のように日本人を心配した内容の連絡を私のところにもまいります。世界中にいる日本大好きな人と共にスリランカの人々も日本を本当に心配し、出来ることがないか模索しております。災害により亡くなられた日本の方々へのご冥福と被災者の早期復活を祈る行事がスリランカ全国の寺院において行われております。

先日、被災者の1人の友人に元気つけようと電話をしました。すると彼に「大丈夫だよ。東北魂がある」という言われました。私の方が逆に元気付けられたような気がしました。これから必ず蘇り、甦らせるのだという気迫に満ちていました。東北魂を早い復興を信じております。私もこの国の一員としてみなさんと共に被災者と肩を組み今回の被災からの復活させため自分自身に出来る精一杯のことをしていくことを、させていただくことを誓い申し上げます。

にしゃんた 拝

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